住民説明会の感想

平成28年5月13日に行われた住民説明会に参加しました。

個人的に大変楽しみにしていた説明会でした。

この地下化事業で線路跡がいかに活用されるのか。

また、分断された中津がいかに一体化するか心待ちにしていました。

当日は多くの住民が会場へと足を運び大阪市の説明に耳を傾けていました。

中津にとって東海道線支線(貨物線)の存在の大きさを改めて感じました。

この東海道線支線(貨物線)で昔から中津は分断されてきましたが、

今回の地下化によって住民の利便性の向上が期待されている。

そんな空気をひしひしと感じました。

しかし説明が進むにつれ、住民には思ってもいない工事内容に大きく失望しているようでした。

大阪市の説明によると工事完了後には豊崎第6架道橋と中津町架道橋が完全に閉鎖されてしまうとのこと。

これはH23年の都市計画で既に決定しているとのこと。

それに不満がある人はその時に意見の提出が可能であったこと。

そのような説明がなされました。

これによって中津の分断は解消されるどころか、さらに深刻な物になってしまうのではないでしょうか。

2つの架道橋閉鎖に対する代替施設についても市からは具体的な説明は一切ありませんでした。

これには一体何のための説明会なのか私もあきれるしかありませんでした。

H23年の都市計画から5年経過して初めての住民説明会でしたが、実態は住民説明会を行ったと言う大阪市のアリバイ作りのために開催されたように感じました。

一体大阪市はこの5年間何を計画してきたのでしょうか。

そして今回、住民に何を説明したのでしょうか。

大阪市が配布した2枚の資料。

知りたい内容が一切のっていない、この2枚の紙切れに大阪市の姿勢がよく表れているのではないでしょうか。

私が今回ブログを新設し写真を掲載した理由はこの資料不足です。

会場に次々と映し出される多くの資料。

住民はこれらをただ眺めるだけで手にとって見ることもできない。

私は薄暗い会場でこれらの資料をスマホで撮影しました。

そしてネットに上げることで少しでも何かの役に立つのではないか。

そんな思いで写真を撮り続けました。。。

大阪市の説明が終わると質疑応答の時間がもたれました。

その中では町会長さんのお怒りの声もありました。

大阪市は町会長に説明して理解してもらってると

繰り返し述べていましたが、

町会長さんはそのような事実は無いと訴えられました。

あわてて大阪市は町会長さんに謝罪されていました。

質疑応答で繰り返される住民の疑問、不満、反発、怒号・・・

閉会間際に大阪市は再度の住民説明会を約束しました。

非常に残念な住民説明会となってしまいました。